色鉛筆の塗り方:塗り絵がきれいに仕上がる12のコツ

2026年10月10日
色鉛筆の塗り方を解説。重ね塗り、筆圧、ぼかし、バーニッシング、陰影、ハイライトのコツに加え、大人の塗り絵に合う色鉛筆の選び方も紹介します。
色鉛筆の塗り方:塗り絵がきれいに仕上がる12のコツ
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色鉛筆は、塗り絵でいちばん人気のある道具です。それには理由があります。扱いやすく、紙の裏に写らず、やわらかなパステル調から深く輝くような色まで出せます。ただ、色をざっと塗りつぶすのと、テクニックを使って塗るのとでは大きな違いがあります。この12のコツで、塗り絵をワンランク上の仕上がりにしましょう。

1. 芯はいつもとがらせておく

とがった芯は小さなすき間にも届き、色が均一にのります。少し丸くなった芯は、広い面をやわらかく塗るのに便利です。よい鉛筆削りを手元に置いて、こまめに削りましょう。

2. 最初は軽い筆圧で

初心者は、最初から強く押しつけてしまいがちです。そうすると紙の表面の凹凸(「紙の目」)がつぶれて、それ以上色がのらなくなります。軽く塗り始めて、色を重ねていきましょう。色を足すのはいつでもできますが、取り除くのは大変です。

3. 色を重ねる

プロのような仕上がりは、重ね塗りから生まれます。同じ色を、あるいは違う色を、軽いタッチで何層も重ねます。重ねるたびに紙の目が埋まっていき、色が深くなめらかになります。

4. 小さな円を描くか、ストロークをそろえて塗る

小さな円を重ねるように塗ると、いちばんなめらかに仕上がります。直線的なストロークが好みなら、ひとつの部分の中では向きをそろえるか、モチーフの形に沿わせましょう(たとえば葉なら長さの方向に、花びらならカーブに沿って)。

5. 明るい色から暗い色へ

いちばん明るい色を先に塗り、その上に暗い色を重ねます。暗い色を明るくするのは難しく、明るい色を深くするのはかんたんです。

6. 光の向きを決める

左上など、光がどこから来るかを決めて、ページ全体でそろえます。光が当たる側は明るいままにし、反対側は暗くします。これを決めるだけで、平らな絵が立体的に見えてきます。

7. 同じ色の2〜3段階の濃淡で陰影をつける

部分ごとに、ひとつの色の明るい・中間・暗いバージョンを選びます。全体を明るい色で塗り、光と反対の側に中間の色を重ね、いちばん深い影にいちばん暗い色を少しだけ入れます。

8. ぼかして色をなめらかにつなぐ

2色をぼかすには、境目で軽い筆圧のまま2色を重ね、境界が見えなくなるまで行ったり来たりします。次の道具を使ってぼかすこともできます。

  • 無色のブレンダーペンシル。色を足さずに、重ねた層をなじませます。
  • 白やごく淡い色の色鉛筆。上から重ねて色をやわらげます。
  • 紙製の擦筆(さっぴつ)。色をやさしく押し広げてなじませます。

9. バーニッシングでつやのある仕上がりに

バーニッシングとは、最後に、淡い色か無色の鉛筆で、重ねた層の上から強く押しつけるように塗ることです。残っていた紙の目が埋まり、なめらかで、つやが出たような仕上がりになります。このあとはあまり色を重ねられないので、バーニッシングは最後に行います。

10. ハイライトを入れる

目、水、ガラス、果物のようなつやのある面には、ハイライトとして小さな白い部分を残します。残し忘れたら、塗り終えた上から白のゲルペンでハイライトを足せます。

11. 影には補色を使う

どの影にもグレーや黒を使うのではなく、同じ色の暗い色や補色を試してみましょう。黄色の影に紫を少し、オレンジの影に青を少し入れると、より自然で鮮やかに見えます。

12. 色見本を作る

ふだん塗るのと同じ紙に、色鉛筆を1本ずつ小さく塗って、名前を書いておきます。色鉛筆は軸の色と実際の色が違って見えることが多いので、色見本があれば迷いません。

大人の塗り絵に合う色鉛筆の選び方

ワックスベースとオイルベース

  • ワックスベースの色鉛筆は、たいていやわらかくクリーミーで、ぼかしやすく、深い色が出ます。何度も重ね塗りすると、表面がうっすら白く曇る「ワックスブルーム」が出ることがありますが、やわらかい布でふき取れます。
  • オイルベースの色鉛筆は、たいていやや硬めで、とがった芯が長持ちし、細かい描き込みに向いています。ワックスブルームは出ません。

どちらもすぐれた色鉛筆で、両方を一緒に使う人もたくさんいます。

学生向けとアーティスト向け

  • 学生向けの色鉛筆は安価で、子どもや初心者には十分ですが、たいてい顔料が少なめです。
  • アーティスト向けの色鉛筆は顔料が多いので、色が鮮やかで、よくなじみます。値段は高めですが、弱い筆圧で済むぶん長持ちします。

セットの色数

150色もいりません。主な色の明るい・中間・暗いバージョンがそろった24〜48色のセットがあれば、ほとんどの塗り絵には十分です。あとから1本ずつ買い足せます。

紙の選び方

色鉛筆はほとんどどんな紙にも使えますが、少し凹凸のある厚めの紙のほうが、たくさん色を重ねられます。当サイトの無料の塗り絵を印刷するときは、28〜32 lb(約100〜120 g/m²)の紙か薄手の厚紙を使うと、いちばんきれいに仕上がります。プリンターの設定は塗り絵の印刷方法をご覧ください。

練習におすすめの塗り絵

広い部分と小さい部分が混ざった図柄で、これらのテクニックを練習しましょう。

趣味としての塗り絵が初めての方は、大人の塗り絵のガイドからどうぞ。

よくある質問

色鉛筆をなめらかに塗るにはどうすればいいですか?

軽い筆圧で、小さな円を描くように何層も重ねます。仕上げに無色のブレンダーでぼかすか、淡い色でバーニッシングします。

色鉛筆で塗るとムラになるのはなぜですか?

たいていは、筆圧が一定でないか、ストロークがそろっていないのが原因です。ゆっくり塗り、小さな円を描き、強く押す代わりに軽い層を重ねましょう。

ブレンダーなしで色鉛筆をぼかせますか?

はい。境目で軽い筆圧のまま2色を重ねるか、上から白や淡い色の色鉛筆でなぞります。

ワックスベースとオイルベースの色鉛筆の違いは何ですか?

ワックスベースはやわらかくクリーミーで、オイルベースは硬めで芯のとがりが長持ちします。どちらもよくなじみ、一緒に使うアーティストもたくさんいます。