サメは、地球上でもとりわけ魅力的で、誤解されがちな生き物です。何億年も前から存在し、ポケットに入るサイズからバスほどのサイズまで大きさもさまざまで、まるでスーパーパワーのような感覚を持っています。好奇心いっぱいの子どもや学生さん、海が好きな人に話したくなる、サメのおもしろ豆知識を30個集めました。
読み終わったら、無料のサメの塗り絵を何枚か印刷して、いくつの種類を見分けられるか試してみましょう。
サメは大昔からいる
- サメは木よりも古い生き物です。最初のサメが現れたのは4億年以上前。最初の木が現れたのは、それから何千万年もあとのことです。
- 恐竜よりも古い生き物でもあります。最初の恐竜が現れたころ、サメはすでに約2億年も泳ぎ続けていました。
- サメは何度もの大量絶滅を生きのびました。恐竜を絶滅させた大量絶滅もそのひとつです。
- メガロドンは先史時代の巨大なサメでした。数百万年前に生きていて、いま生きているどのサメよりもはるかに大きかったと考えられています。
サメの体はすごい
- サメには骨がありません。骨格は軟骨でできています。人の鼻や耳にあるのと同じ、しなやかな素材です。
- サメの肌は紙やすりのような手ざわりです。「楯鱗(じゅんりん)」と呼ばれる歯のような小さなウロコにおおわれていて、なめらかに静かに泳ぐのに役立っています。
- 浮き袋がありません。ほとんどの魚は、空気の入った浮き袋で浮いています。サメは、油をたっぷり含んだ大きな肝臓を浮力の助けにしています。
- 泳ぎ続けないと呼吸できないサメがたくさんいます。ホホジロザメなどは、エラに水が流れ続けている必要があります。一方、コモリザメなどは、海底で休みながらエラに水を送り込めます。
- サメの歯は次々と生え変わります。歯は何列にも並んでいて、1本抜けると後ろの歯が前に出てきて置き換わります。一生のうちに何千本もの歯を使うサメもいます。
- サメの歯にはいろいろな形があります。切り裂くための鋭い三角形の歯、貝殻を砕くための平たい歯、ぬるぬるした魚をつかまえるための針のような歯などです。
スーパーパワーのようなサメの感覚
- サメは電気を感じ取れます。鼻先にある「ロレンチーニ器官」という小さな穴で、生き物が出す弱い電気信号をとらえます。砂の中に隠れている相手でも見つけられます。
- 水中の動きを感じ取れます。体の側面に沿って並ぶ「側線」という感覚器官が、泳いでいる生き物の振動をとらえます。
- サメは嗅覚がとてもすぐれています。水中のごくわずかな物質を、遠く離れた場所から感じ取れるサメもいます。
- 暗いところでもよく見えるサメがたくさんいます。目の奥にある反射層が、暗い水の中で見るのを助けています。
- シュモクザメの幅広い頭は狩りに役立ちます。目が左右に大きく離れているうえ、頭の幅が広い分だけ電気を感じるセンサーも多く、砂の下に隠れた獲物を見つけやすくなっています。
大きいサメ、小さいサメ
- サメは500種以上います。いまも新しい種が見つかっています。
- ジンベエザメは世界でいちばん大きな魚です。スクールバスより長くなることもあります。
- いちばん大きなサメは、いちばん小さなエサを食べます。ジンベエザメとウバザメは、プランクトンや小魚を水からこし取って食べます。
- とても小さいサメもいます。ドワーフランタンシャークは最小クラスのサメで、体長は約20cm(8インチ)。暗闇で光ります。
- アオザメは、知られているなかでいちばん速いサメです。瞬間的にスピードを上げて、マグロのような速い魚をつかまえます。
サメの意外な行動
- ニシオンデンザメは、いちばん長生きする脊椎動物かもしれません。250年以上、もしかするとそれよりずっと長く生きる個体もいると推定されています。
- オオメジロザメは淡水でも生きられます。ミシシッピ川など、川のずっと上流でも見つかっています。
- 卵を産むサメもいます。卵のからは「人魚の財布」と呼ばれることがあり、浜辺に打ち上げられます。
- 赤ちゃんを産むサメもいます。サメの赤ちゃんは英語で「パップ」と呼ばれ、生まれたらすぐにひとりで生きていきます。
- イタチザメはほとんど何でも食べます。胃の中からは、ありとあらゆる奇妙なものが見つかっています。
- とてつもない距離を移動するサメもいます。ホホジロザメが大洋を横断したことが、追跡調査で確認されています。
- ダルマザメは丸くかじり取ります。この小さなサメは、自分よりずっと大きな生き物からきれいな円形の肉をかじり取って、泳ぎ去ります。
サメには私たちの助けが必要
- サメが人にとって危険なことはめったにありません。挑発されていないのにサメが人をかむ事故は、世界全体でふつう年間100件未満です。身のまわりの多くのもので怪我をする可能性のほうが、ずっと高いのです。
- サメにとっては、人間のほうがはるかに危険です。毎年、数千万匹のサメが人間に捕獲されていて、いまでは多くの種が絶滅のおそれにさらされています。
- サメは海を健康に保っています。頂点捕食者として、ほかの生き物の数のバランスを保つのに役立ち、それがサンゴ礁や海草の藻場を豊かにしています。
子どもと楽しむサメ遊び
- 塗って名前を書こう。無料のサメの塗り絵を印刷して、ホホジロザメ、シュモクザメ、ジンベエザメ、イタチザメなど、種類の名前を書き込みます。
- 大きさくらべ。ドワーフランタンシャークの約20cm(8インチ)と、大きなジンベエザメの約12m(40フィート)を、廊下や庭で測ってみましょう。
- 歯合わせクイズ。いろいろな形のサメの歯を描いて、それぞれのサメが何を食べるか当ててみます。
- 新しいサメをデザインしよう。新種を考えて名前と特技を決めたら、絵に描くか、AI塗り絵ジェネレーターに文章で伝えてみましょう。
海の生き物が好きなら、ほかの動物の塗り絵やウーパールーパーの塗り絵もどうぞ。
よくある質問
サメについていちばん面白い豆知識は何ですか?
サメが木よりも古いことに驚く人はたくさんいます。サメは4億年以上前から存在しています。
サメに骨はありますか?
いいえ。サメの骨格は軟骨でできていて、骨よりも軽くしなやかです。
いちばん大きいサメは何ですか?
ジンベエザメです。サメのなかでも、世界中の魚のなかでも最大です。その大きさにもかかわらず、食べるのは主に小さなプランクトンです。
サメの歯は何本ありますか?
種類によって違いますが、サメの歯は一生のあいだ生え変わり続けます。長い年月のうちに何千本もの歯を使うサメもいます。
サメは人間にとって危険ですか?
危険なことはごくまれです。ほとんどのサメは人を避け、挑発されていないのにかむことはあまりありません。私たちがサメを恐れる以上に、サメのほうが人間を恐れる理由があります。



