結論: 黒は、濃い補色を混ぜて作れます。たとえば、濃い青と濃い茶色、濃い赤と濃い緑などです。または、三原色(赤、黄、青)を全部、濃い状態で混ぜても作れます。できあがるのは、チューブの黒よりも深みのある、ほぼ黒の色であることが多いです。影を描くときに、この混ぜた黒を好む画家も多くいます。
黒は何色を混ぜると作れる?黒い絵の具の作り方

色を混ぜると黒になる理由
絵の具では、どの色も光の一部を吸収します。互いに違う部分の光を吸収する色を組み合わせると、全体でほとんどの光を吸収し、残った色が黒に見えます。補色(色相環で向かい合う色)は互いの弱い部分を補い合うので、最も効果的な組み合わせになります。
黒を作る混色
| 混ぜる色 | できる黒の種類 | ヒント |
|---|---|---|
| ウルトラマリンブルー + バーントアンバー(濃い茶色) | 深みのあるニュートラルな黒 | 画家の定番です。暖かくも冷たくも調整しやすいです |
| 赤 + 黄 + 青(濃い色どうし) | ほぼ黒 | 手持ちでいちばん濃い赤と青を使います |
| 濃い緑 + 濃い赤(例:フタロシアニングリーン + クリムゾン) | とても濃く、やや冷たい黒 | 強い色なので、少量で使います |
| 濃い青 + 濃いオレンジか茶色 | 暖かい黒 | 肌や木の影に向いています |
| 紫 + 濃い黄土色 | やわらかい黒 | 夜空に最適です |
濃いほうの色から始め、もう一方の色を少しずつ加えていきます。紙の上に小さく試し塗りをしてみましょう。混ぜた黒は、容器の中では非常に暗く見えますが、薄く伸ばすと少し色味が出ることがよくあります。
暖かい黒と冷たい黒
- 冷たい黒: 青を少し多めに入れます。夜空、水、金属の表現に向いています。
- 暖かい黒: 茶色や赤を少し多めに入れます。髪、毛並み、暖かい場面の影に向いています。
- ニュートラルな黒: 二色のバランスを取り、どちらに傾いているか分からないくらいにします。
混ぜた黒を使うわけ(チューブの黒との違い)
チューブから出したままの黒は、ほかの色と混ぜたときに、色が平たく、または「くすんで」見えることがあります。混ぜた黒は色を含んでいるので、影がより自然に見えます。チューブの黒しかない場合は、少量だけ使いましょう。また、色を補色で暗くするほうが、黒を足すよりよく見えることも多いです。補色の仕組みは、茶色の作り方をご覧ください。
クレヨン、マーカー、色鉛筆で黒を作る
- 色鉛筆: 濃い青、濃い茶色、濃い紫を、しっかりした筆圧で重ね塗りします。広い面を塗るなら、黒の色鉛筆一本よりも、深くて豊かな黒になります。
- クレヨン: 黒のクレヨンがいちばん簡単です。より豊かな黒にするには、先に濃い青を塗り、その上に黒を重ねます。
- マーカー: 輪郭線には黒のマーカーを使い、広い暗い面には、下に濃い青か紫を敷きます。
重ね塗りについて詳しくは、色鉛筆の塗り方をご覧ください。
光と絵の具での黒
画面では、黒は単に光がないこと、つまりピクセルが消えていることです。絵の具では、顔料がほとんどの光を吸収して黒になります。だからこそ、画面の色は絵の具のように混ぜて黒を作れません。また、光の色をすべて合わせると、黒ではなく白になります。
試してみましょう
混ぜた黒は、夜の場面に最適です。オオカミ男の塗り絵やモンスターの塗り絵を使って、空には冷たい青みの黒を、毛並みには暖かい茶みの黒を使ってみてください。
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